めぐり逢う朝:(原題:Tous les Matins du Monde)

1991年(日本公開:1993年) 115m カラー ドルビー 1.66:1
加藤龍太郎
監督 アラン・コルノー Alain Corneau
脚色 アラン・コルノー、パスカル・キニャール Pascal Quignard(原作、台詞も)
撮影 イヴ・アンジェロ Yves Angelo
オリジナル音楽 ジョルディ・サヴァル Jordi Savall (ジョーディ・サヴォール/ジョルディ・サバール表記もあり)
使用楽曲 サント=コロンブ Sainte-Colombe:Les pleurs / Gavotte du tendre / Le retour
マラン・マレ Marin Marais:Improvisation sur ’Les Folies d’Espagne’ / L’arabesque / Le Badinage / La reveuse
ジャン=バティスト・リュリ Jean-Baptiste Lully:Marche pour la ceremonie des Turcs
フランソワ・クープラン Francois Couperin:Troisieme lecon de Tenebres
サヴァル:Prelude pour Monsieur Vanquelin / Une jeune fillette (d’apres une melodie populaire) / Fantasie en mi mineur (d’apres un anonyme du XVIIeme)
出演 ジャン=ピエール・マリエール Jean-Pierre Marielle(サント=コロンブ)
ジェラール・ドパルデュー Gerard Depardieu(マラン・マレ壮年時代)
アンヌ・ブロシェ Anne Brochet(マドレーヌ、サント=コロンブの娘)
ギョーム・ドパルデュー Guillaume Depardieu(マラン・マレ青年時代)
内容  18世紀の初頭、功なり名を遂げた、老いた作曲家マレの回想で始まる。
 17世紀後半のフランス。妻の死後、娘二人を育てながら、華やかなルイ14世のサロンや世間とは、隔離した生活を送るサント=コロンブ。
野心に満ちた若きマレが訪れ、教えを乞うが拒絶する。マレに恋愛感情を持つマドレーヌは、秘かに父から教授された技法を彼に授けていく。
マレは宮廷音楽家(ヴィオール奏者)として採用された。マドレーヌの元を去るマレ。その後に彼女は一人出産をする。
 時が経ち、重い病の床に就いたマドレーヌの元にマレは呼び寄せられた。嘗て彼女の為に書いた曲を演奏しマレが去った後、彼女は自ら死を選ぶ。
マレは自分の音楽が空虚なものだと漸くに悟り、改めて教えを乞う。三年後、娘を失った悲しみに暮れるサント=コロンブが再び楽器を手に取り、初めて本当に教授するのだった。
受賞 1992年度セザール賞:作品、監督、助演女優、音楽、撮影、衣装デザイン、音響賞受賞
備考 監督は谷崎潤一郎を愛し、撮影前に「陰翳礼讃」をスタッフに読ませたという。また作風に、敬愛する溝口健二の影響がある、と言われている。
参照
http://www.imdb.com/title/tt0103110/
https://en.wikipedia.org/wiki/Tous_les_Matins_du_Monde
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